今日は朝一で参加する保護者会の仕事があったので、
久しぶりに子供と一緒に歩いて登校した。
保護者の仕事などで普段学校にいく時は
登校時間より遅いので別々に行く。
だから学校まで一緒に歩くのは多分・・・
すごく久しぶり。
4、5年振りかもしれない。
今日はスキッと晴れ渡る青空が広がり、
子供と一緒に歩いていくには最高の天気!
うちから学校まで2キロ。
歩いていくこともできるのだけど
一年生の入学したての子供には少し遠いかなと、
バス(民間)に乗って登校させ始めた6年前。
そろそろ歩いて行ったら?と促したが
(定期代もかかるし^^;)
更に遠いところから通学する友達が乗っているバス
に乗りたくてそのままバス通学。
そのうち、バス待ち時間を考えると歩いた方が早いことに
気づき臨機応変に自分で考えて登校しているので
基本はバス通学だが
こうして歩いていくことも多い。
一年生の入学直後は
もちろん私もバスに乗り学校まで送った。
どのくらい?
学校の校門まで送ったのは実は4日ほど。
次は学校の最寄りのバス亭まで3日ほど。
その後、
家の最寄りのバス停まで送ることが一年ほど続いたものの・・・・
入学したての我が子は
ほんの一週間でバスに自分で乗って
とっとと学校に行ってしまった。
数日前まで幼稚園児だった我が子が
いきなり小学生になって
自分でバスにのって遠い学校に通う・・・
まさに大海原に小舟にのった幼気な我が子を放つよう・・・
地元の学区の小学校ではなく
私立の学校にいかせることを決めた時からわかっていた事
だけどなかなか現実に追いつけない母
しかし子供は・・・
あっさり和光小の一年生になった。
私がこんなに早く
大海原だと思った海が湖だったとわかり
オールのない小舟だと思った船は
魚類探知機搭載の漁船だとわかり
子供を放たれたのは
一年の担任の先生のお陰でした。
「一人で通わせるなんて・・大丈夫でしょうか?」
の親の声に
「上級生との時間を、友達と仲良くなる時間を奪わないでください」
といった言葉だった。
母親がついていくことでバスに乗っている下級生に
声をかける必要がなくなる上級生。
上級生はみんな一年生が入ってくるのを
楽しみにしている
一緒に遊ぼう!
道を教えてあげよう!
学校のことを教えてあげよう!
仲良くなろう!!
その機会は迷子になるかもしれない
ピカピカの一年生が入ってくる時
「いつまでも一緒について来てはダメですよ!」
先生は”見通し”を持っている。
ずっと子供達を見守ってきた先生
この言葉を信じて大海原(だと思っていた)
にポイと(がんばって)子供を放った。
気分は星飛雄馬のお姉さん。
影からみていたかった・・・
がそれはダメよと先生。
でもお陰で我が子は上級生の子によくしてもらった。
本当によくしてもらった。
下の名前を書いた名札を必ず付けて
という先生の言葉も守り名前も皆に覚えてもらった。
みんなが「◯◯!」とどこでも呼んでくれた
新入生は和光生になった。
そして2年、3年・・・とそれぞれの立場で新入生を迎え
自分がしてもらったことを新入生にしてあげたのだろう
今日は久しぶりに一緒に歩いて学校まで行った。
なんだか嬉しかった。
ただ違うのは・・・
一緒に手を繋いでくれなかったこと。
一年生の我が子はもういないんだなと
切なくなった。